2章:自我同一性の喪失が重篤化した乖離性障害のトリガー ――あるいはヤヌス

勝利は何によって証明されるのか。

至高のイデア・サイファーを下した後に開始するのは、自己否定の物語。【魔述師】は選ぶのではなく選ばされる。

さらなる苦痛の将来を。

私は誰? 鏡が問いかける。問いは無限に反射し、新たな敵も、味方さえも曖昧に光芒の彼方へ消える。全ては嘘と真実のふたつの顔を持つ。

オッカムの剃刀では痛みが足りない。オッカムの箒では穿てない。

だからチェーンソウを武器にした男を、君は逆襲し、これを解体する。

相手が誰の顔をしていても。