概要

僕たちは心理戦のように魔述を行使するとここに誓う――

 

イリアスの時代がそうであったように、その都市は神〈イデア〉の主戦場となった。イリアスの時代とは違って、殆どの人に知られないまま。

この物語で語られるのは、生死をかけた極限状態での、精神のありようである。魔述は心的外傷の形をしている。それを他人に行使することは何を意味するのか。

一人のかけがえのない少女が願った死によって、至高の偽りが隠蔽された。偽りは螺旋を描いて総てを飲み込み始める。

最初は明治時代の遺構から。次に奇妙な名を持つ高校・エディプス幣学校へ。少年少女はカナリアのように、敏感に違和感を捉えた。霊感テストなる流行は、街の緊張感のバロメーターと言えよう。

ここに七年前の殺人鬼が復活する舞台は整った。再び、総てが傷つくだろう。

 儚い願いと譲れない欲望をエンハンスするイデアの手を、取る者がいる。取れない者がいる。取らない者がいる。切り落とす者が要る。

さあ、心的外傷を曝す覚悟はあるか。

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