魔述学基礎ⅠB
この項では魔述について言及する。
1.原理
魔述とは簡略に述べると情報の物質化である。特にイデアの用いる強力なものは人間の▇▇▇▇から生み出される。これが人間側から供されるがために、イデアは契約を受け入れるという説がある。魔述は、論理式を配置した論陣〈モノグラフ〉に、支配者の名前を組み込むことで発動する。
2.形式
論陣〈モノグラフ〉展開後に
『支配せよ〈ルール〉、”イデア字〈あざな〉”』
と結ぶ。バリエーションを惹起するために詩編を後述する場合も、末尾は同様にする。二人以上の魔述師やイデアによる対詠唱で、輻湊論陣〈シュロギスモス〉を発動した例がある。論陣〈モノグラフ〉と支配者名の不一致による暴走事故は多く、魔述師は文献に含まれる虚偽に注意が必要である。