【屠龍剣】


歴史に名を残す騎士の中の
騎士は、暴虐へ振るう剣、
涙を庇う盾であろうとした。
けれど涙に混じる毒が、
あるいは竜が、彼を混乱させた。
ただ一つきり守り通してきた
信念はその日を境に捻れる。
後の1700年間、彼はあらゆる
願いに平等であることで、
自己の安定を図ろうとした。
けれど一人の危機を前に、
それを棄てるときが来たようだ。