主人公  久世 正宗








学習性無力感の檻に閉じこめられた少年。
彼の自発的行動は打ち砕かれ続けた。
何かを実行に移せば必ず悪い結果に繋がってきた。
だから彼は傍観する。
何もしないことが最善だと信じて。
幼なじみの少女が危機に陥っても、そう在り続ける。
何も感じないわけではない。感情は行き場を無くして
狂い、やがて思考は澄み渡る。
この歪みは、ある種の敵に対する
武器になるのではないだろうか。










久世正宗