塔の中の少女 七瀬


小柄で笑顔を絶やさない彼女は、不自由を受容する。
通学を除いて外出ができない暮らしから自由になること
を、笑って諦める。もう何も失わないために。
間違いの無い選択は、いつも父親か世話係が選んでくれた。
しかし小さな秘密から、彼らの絶対性は瓦解し始めた。
では窓の外の王子さまに助けを求めるべきだろうか。
それとも……